昔々、ミシガン、テキサス、カリフォルニアに、怠惰なピンストライパーが住んでいました。彼は手っ取り早く大金を稼ごうと考えていました。
このピンストライパーは、ディーラーの敷地で忙しく仕事をしていました。彼は、太陽、雨、風の中で、1 日に 20 ~ 30 台の車にピンストライプを施していました。彼は最初、他のブラシを愛用していましたが、突風で小さなブラシが何度も風にさらわれてしまいました。彼は風が気にならないブラシが欲しく思いました。
彼はグランバッハー(ブラシの開発者)に電話し、タクロン毛(高級ナイロンの毛)のブラシを作ってもらいました。開発されたタクロン毛のブラシの感触は上々でしたが、怠惰なピンストライパーはまだ満足していませんでした。彼は今度はより長いラインを引きたいと考えました。彼は再びグランバッハーに電話をかけましたが、グランバッハーは多忙ということもあり、何度もブラシの作り直しを行うことに難色を示しました。怠惰なピンストライパーは今度は他のブラシを作る工場に電話をしましたが、そこでも新たにブラシを作ることに難色を示されてしまいました。怠惰なピンストライパーにピッタリなブラシの探索は続き、そして彼はついにアンドリュー・マック&サン・ブラシ・カンパニーにたどり着きました。
他のブラシメーカーは、天然毛と合成毛のブレンドを提案しました。このブレンドは非常に人気があり、希少な商品であったため、すぐに市場からなくなってしまいました。
彼はアンドリュー・マック&サン・ブラシ・カンパニーのクリスに電話して叫びました。
「他のブラシメーカーに相談したが、残念ながら僕にピッタリなブラシを作ってもらうことは出来なかった。誰か僕にピッタリの、僕の意を正確に汲んだブラシを作ってくれる人はいないのか!」
クリスは力強くこう言いました。
「私に考えがあります!新しいタクロン毛があるので、それを一度試してみましょう!」
多くの試作を経て、Grumbacher 1010 をオマージュし、Longstriper 1111 が作成されました。商用の仕事をされているピンストライパーなら、きっと気に入るはずです。これは私が今まで使った中で最高の直線用ブラシです。このブラシは湿気に影響されませんし、時速 20 マイルの風でも、このブラシを吹き飛ばすことは出来ないでしょう!」
-マイケル・メナード
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-あとがき-
マックブラシには多くの開発ストーリーがあり、新たなブラシの開発に至るまでの経緯は、読んでいて大変面白いものです。当ページは、そんなマックブラシ開発ストーリーを日本語訳し、少し読みやすく編集して公開しているページです。今後も少しずつページを増やしていく予定なので、楽しみにしてくださいね。
(文責 プロホンポ)